
【急性扁桃腺炎とは】
口の中にある扁桃腺に細菌やウイルスが入り、扁桃腺が炎症を起こす病気です。 のどの痛みと高い熱が特徴です。
溶連菌が原因となることが多いです。
【治療法は】
当院では早期治癒とのどの痛みを取るために漢方薬を使用します。漢方薬(桔梗湯)はお湯にとかしてうがいをした後、そのまま飲み込んでください。★この様なことに注意して下さい
- よくうがいをして下さい。水でもお茶でも効果はあります。
- 痛い時や、熱が38.5℃を超えるときは、解熱剤を使ってください。
しかし熱が出ているという事は、自分の体が、入ってきた細菌やウイルスと戦っている状態です。熱を下げすぎると戦えません。(解熱剤とは、熱さましでもあり痛み止めでもあります) - 熱がある時、痛みが強いときは入浴、水泳は控えて下さい。
- 熱や痛みがなければ、仕事、学校、保育園は行っても問題はありませんが、薬はきちんと飲みましょう。
- 2〜3日しても熱が下がらない場合や、息苦しくなった場合は、早めに受診して下さい。
- 解熱剤=痛み止めは最低、5時間は間をあけて使用して下さい。
【溶連菌感染症とは】
正式には「溶血連鎖球菌」といいます。扁桃腺に進入し高熱、のどの痛みを起こすだけでなく、目の充血、皮膚の発疹、舌の充血(いちご舌)なども起こします。また、まれに腎臓の炎症やリウマチ熱を起こすこともあります。
【治療法は】
抗生物質を7日〜14日のみます。★この様なことに注意して下さい
- 症状が落ち着いても必ず最後までお薬を飲んで下さい。症状が落ち着くとお薬をやめてしまう方がおりますが、この菌は腎臓の炎症やリウマチ熱を起こすこともあり、完全に除菌することが求められます。ですから症状が良くなってもお薬を続け、必ず再診してください。
- 熱が無くなって24時間を経過すれば登校は可能です。治癒証明書が必要な教育機関が多いようですので、溶連菌にかかったことを学校に報告し、再診時に受付に証明書を提出してください。
- 潜伏期間は2日から5日です。ご家族が感染することもありますので手洗い、うがいをよくして下さい
カゼの後に声がれがなおらない、子供がいつもガラガラ声である、などの経験は無いでしょうか。声帯ポリープや声帯結節といった声帯のできものが原因のことがあります。
これらの病気はカメラで声帯を観察することにより簡単に診断ができます。声がれが続いている方はご相談ください。
特に声帯結節や小さな声帯ポリープはネブライザーやお薬でなおることもありますが、放置して大きくなった声帯ポリープは手術をしなければならない場合もありますので注意してください。
また、高齢者の声がれは声帯溝症という「声帯のしわ」が原因のことが多いのですが、喉頭癌なども否定しきれません。
ご自分で判断せずに必ず専門医を受診してください。
味がわからない、他人は濃い味だといっているのに自分には妙に薄味と感じる、果物を食べているのに野菜をかんでいるようだ、などの症状は味覚障害の可能性があります。
味覚障害はカゼをひいた後などにも起こりますが、血の中の亜鉛(Zn)の欠乏で起こるものが有名です。
人間は未蕾という舌の表面にある味覚センサーで味覚を感じますが、このセンサーを動かすには亜鉛が必要なのです。亜鉛が不足すると味覚センサーが機能しません。
味覚障害を放置すると自分の知らないうちに塩分をとりすぎて高血圧の原因となったりしますのでご注意ください。
また、亜鉛の欠乏は爪の変形、脱毛、意欲の低下(かんたんに言うとうつ病のような状態)を起こします。
当院では味覚や血中の亜鉛(Zn)の検査もできますので、ご相談ください。
【手足口病・ヘルパンギーナとは】
発熱とともに手、足、口の発疹、口内炎ができる病気です。(細かな違いはありますが)発熱と口の症状だけのものがヘルパンギーナと考えてください。
コクサッキ―ウイルスやエンテロウイルスなどが原因で起こります。
【治療法は】
熱や痛み、だるさなどをとるために解熱鎮痛剤や漢方薬をのみます。★この様なことに注意して下さい
- ほとんどの方は数日で自然に治ります。まれに髄膜炎などをおこすことがあるので注意してください。
- 当院では早期治癒とのどの痛みを取るために漢方薬を使用します。漢方薬(桔梗湯)はお湯にとかしてうがいをした後、そのまま飲み込んでください。
- 潜伏期間は3日から5日ですが、2週間から3週間は便にウイルスがまじるので他の方に感染することがあります。しばらくの間、手洗いとうがいをよくして下さい。
- 痛み止め=解熱剤は最低5時間は間をあけて使用して下さい。
- ポカリスエット、アイス、カロリーメイトなどで水分やエネルギーを補給し、脱水に気をつけてください。
- 3日から4日で熱がさがらなければ他の病気の可能性がありますので必ず再診してください。
【マイコプラズマ感染症とは】
せきが長期間続く病気です。マイコプラズマという病原体が原因です。肺炎を起こすことが多いので注意してください。せき、痰で感染します。
放置すると3ヶ月くらい症状が続くこともあります。
【治療法は】
マクロライドやオフロキサシンという抗生剤をのみます。(ペニシリンやセフェムは効果がありません)
★この様なことに注意して下さい
- ほとんどの方は抗生剤を飲むと熱は数日で治ります。しかし、せきは7日くらいは続きます。肺炎をおこすこともあるので注意してください。
- 潜伏期間は2週間から3週間です。しばらくの間、手洗いとうがいをよくして下さい。
- 3日から4日で熱がさがらなければ肺炎を起こしているの可能性がありますので必ず再診してください。
【アデノウイルスとは】
発熱、のどの痛みとともに扁桃腺や目の発赤がでる病気です。発熱と目の症状がそろうものが咽頭結膜熱(プール熱)、目の発赤とかゆみだけのものが流行性角結膜炎(はやり目)と考えてください。
(熱と喉の痛みだけの場合もあります)
【治療法は】
目薬の他に、熱や痛み、だるさなどをとるために解熱鎮痛剤や漢方薬をのみます。★この様なことに注意して下さい
- ほとんどの方は数日で自然に治ります。まれに髄膜炎などをおこすことがあるので注意してください。
- 2日間熱がでなければ登校は可能です。治癒証明書が必要な教育機関が多いようですので、学校に報告し、再診時に受付に証明書を提出してください。
- 潜伏期間は5日から7日です。他人にうつりやすいウイルスです。手洗いとうがいをよくして下さい。
【RSウイルスとは】
発熱、せき、鼻水がでる病気です。いわゆる「カゼ」症状を起こすウイルスです。(細かな違いはありますが)乳幼児は肺炎や気管支炎を起こすことがあるのでご注意ください。
【治療法は】
抗生剤は効果がありません。また、抗ウイルス薬も今のところありません。熱や痛み、だるさなどをとるために解熱鎮痛剤や漢方薬、気管を広げる薬を使います。
★この様なことに注意して下さい
- ほとんどの方は数日で自然に治ります。しかし乳幼児は肺炎などをおこすことがあるので注意してください。
- 潜伏期間は3日から5日です。痰や鼻水から感染します。感染しやすいウイルスです。マスクをつけ、しばらくの間、手洗いとうがいをよくして下さい。
- 呼吸が苦しくなった場合はすぐに連絡してください。夜間、休日は救急医を受診してください。
【百日とは】
せきが長期間続く病気です。百日咳菌やパラ百日咳菌という病原体が原因です。連日、夜に咳がでるのが特徴です。
小さな子は呼吸困難や肺炎を起こすことがあるので注意してください。せき、痰で感染します。
【治療法は】
マクロライドという抗生剤をのみます。セフェムという抗生剤を使うこともあります。 咳をとめるためには漢方薬が有効です。
★この様なことに注意して下さい
- せきが長期間続きます。熱やのどの痛みがでることはまれです。しかし、小さい子は肺炎をおこすこともあるので注意してください。
- 潜伏期間は7日から10日です。
- しばらくの間、手洗いとうがいをよくして下さい。
また、マスクをしてください。 - ワクチンが普及し、子供の百日咳は少なくなっていますが、大人は増加しています。
夜の咳が続いている方は百日咳の可能性がありますので注意してください。